買い物が難関
休日に家族で車で「ホームセンターとスーパーに買い物に行く」
というなかなか"難しい"タスクを完了。
必要な会話の音声と周りの雑多な音の区別ができずに
全てダイレクトにアタマに入ってしまうので、すぐにどっと疲れてしまい
虚脱状態(不機嫌なように見えるらしい)になり
楽しい買い物を台無しにしてしまうのです。
非定型であることに気づくまでは
都会に買い物へ出かけると途中からボーッとしてしまい
家に帰ると疲れきってコテンと寝てしまっていました。
今は、というと"今のところ"薬と上手く付き合えているので
かなり症状は緩和されています
自分は薬を飲めば良いのですが次男も同じ特徴があるようで
やはり人混みや雑多な音のある場所が苦手なようです。
本をのこす
2018年ネット上にいくらでも"非定形"に関する情報はありますが
なんでも真に受ける、というか"言葉の裏にある意味"を読みにくい特徴なので
"いつか子供たちにも自分たちの事を理解する"手助けになるように
これはタメになった、参考になる、理解しやすい、という本だけを残しています
日進月歩の世界なので、お医者さんが書いた医療用語の説明がある本は陳腐化してしまうかもしれないけど...
図書館、アマゾンの書評、表紙の紹介でピンときたもの、など相当読みました
非定型当事者が書いた"当事者本"と勝手にカテゴライズしていますが
当事者本にあーそうそうと共感できるものがあったり
医師の本には当事者の気づかない視点やアドバイスがあるのです。
自分の為でもありますが、本は世界を広げてくれます
いつか彼らの手助けになるように、いい本をチョイスしておくのです。
グレーなおとうさんは非定型
「発達障害」という言葉が度々新聞などに取り上げられるように
なった頃なので情報はいくらでもでもあります
ネット、新聞、テレビ
ただ情報がおおすぎるし、残念ながらこの手に付き物の「怪しい」情報もたくさんあります
集中し周りが見えないくらいのめり込むタチなので本もいっぱい読みました
「発達障害」「アスペルガー症候群 AS」「注意欠陥・多動性障害 ADHD」
「自閉症スペクトラム障害 ASD」...
研究途上なので用語とカテゴライズも年々変わって行くようです
最初は自分はどれなんだろう?、と一所懸命考えましたがわかるわけありません(型にはめようとする)
どれにも当てはまる項目があり、混乱するだけです。
「発達障害」というくくりが一般的なのかな?と思いつつ
最終的には紆余曲折大学病院までいって見てもらうのですが
結局答えは「グレー」
なにか自分を説明する言葉ってないのかな、と思った時
スカイのブロク に出会いました
宇宙人みたいだよね、と言われたこともありましたが一番しっくりきた言葉が
「非定型」
なにが「正」でなにが「非」かはわかりませんが
すっと自分のなかに入っていきました。
非定型の特徴として「言葉を真に受ける」「冗談や比喩の真意を見抜くのが苦手」なので
この手の勧誘、情報に関しては規制やルール作りを徹底してほしいと思います。
発達障害という言葉と
職業とミスマッチを起こしやすいというか
かつてそういう人たち人たちの、受け皿であった「本当の職人」という職業が
合理化や、グローバル化で輸入品等に押され、よほど才能面で飛び抜けない限り
低所得で食べていけない、というのもあると思います。
自分の場合、職人というのは天職でしたが、工場に何日も泊まり込んだり
社会保険もない状態で(小さい工場では厳しいです)働き続け
長男が生まれ、労働時間(妻の負担も増える)と収入がつりあわないので
辞めて入ったのがブラック企業。
私のような、定形外のこの"テ"のひとはブラック企業に陥り
抜け出しにくいという特性もあるようです
待望の就職でしたが、約束と賃金が違う
あと過労でうつ状態(適応障害という診断書でしたが)になり
1度目のドロップアウト
この頃から真面目に「発達障害」という言葉と向き合うようになりました。